家族連れアジア海外旅行での、クレジットカードのおすすめの選び方

韓国、シンガポール、香港・マカオ、フィリピンなど、アジア各地に広がるリゾート施設は、ホテル滞在・ショッピング・アミューズメントを一度に楽しめる、家族旅行に最適な旅行先です。

せっかく時間やお金をかけて出かける海外旅行だからこそ、「安心」 を確保することが何より大切。その意味で、クレジットカード選びは旅の快適さと安心感を大きく左右します。現地での支払いがスムーズになり、外貨手数料を抑えられればコスト節約に直結し、万が一のトラブル時には保険が大きな安心材料となります。

とはいえ、「海外旅行に最適なクレジットカードってどれ?」「現地で本当に使えるの?」「家族全員をカバーできるカードはある?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

家族旅行はカードの選び方ひとつで、安心感も快適さも大きく変わります。あなたの家庭に合った1枚の参考にしてください。

目次

家族旅行に最適なクレジットカードの条件

海外旅行では、現地通貨ベースでの決済や様々なトラブルへの備えなど、多くの不安がつきものです。
そんな時に、転ばぬ先の杖として役立つのがクレジットカード。

海外旅行は、移動・滞在・遊び・見どころが盛りだくさん。
だからこそ、「ただポイントが貯まる」「年会費が安い」だけでは不十分です。
快適さと安心を両立させるための目的に合ったクレジットカードを選びたいところです。

利用範囲で選択する!~クレジットカードの国際ブランド~

VISA、MASTER、JCB、AMEXが主なブランドです。
旅行先の国や都市の傾向をチェックし、現地でのクレカ利用で困らないブランドを選びましょう。
一般的に海外では、VISAとMASTERが使えるお店が多いです。

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項目ポイントおすすめ度合い
VISA/MASTER世界中で加盟店が多い
(ほとんどの国で利用可能)
JCB加盟店数はVISA/MASTERに劣る
AMEX加盟店数はVISA/MASTERに劣る
リゾ太郎

複数のブランドのカードを選ぶのも良い選択です!
迷ったら、VISAかMASTER!

万が一のトラブルに備える!~海外旅行保険の適用範囲~

海外旅行保険の適用範囲として、以下の3点に留意してください。

  1. 保険の付帯条件(自動付帯 or 利用付帯)
  2. 配偶者・家族への適用
  3. 補償内容(補償額)

①保険の付帯条件(自動付帯 or 利用付帯)

  • 自動付帯カードを持っているだけで保険が適用。例えば、航空券を別カードで買っても補償されます。
  • 利用付帯:旅行代金や空港までの交通費を対象のカードで支払うと補償が有効になります。

👉 少なくとも1枚は「自動付帯」カードを持っておくと安心。さらに利用付帯カードを組み合わせれば、補償額を合算して厚くできます(後述)。

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どちらの付帯条件か、要チェック!

②配偶者・家族への適用

本人だけでなく、配偶者や子供も補償対象になるかどうかも重要な確認事項です。
家族特約付きのカードを選べば、毎回家族全員分の保険に別途加入する必要がなく、数千円〜数万円の節約にもつながります。

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誰が補償対象になるか、要チェック!

③補償内容(補償額)

補償内容はいくつか分かれますが、特に、傷害治療費用・疾病治療費用に留意しましょう。
例えば、海外では盲腸の手術で数百万円、長期入院なら数千万円になることも💦

また、クレジットカードでの補償に加え、別途海外旅行保険に加入するケースも多いと思います!

リゾ太郎

せっかくの家族旅行なので、旅行中の怪我や病気の不安に駆られないように、念には念を入れておきましょう!

<参考①:補償内容>

1. 傷害死亡・後遺障害
  • 旅行中の事故による死亡や後遺障害に対して支払われる保険金。
  • ただし、高額でも使う機会は限られ、実際の旅行者にとっては優先度は低め。
2. 傷害治療費用
  • 海外旅行中のケガで病院にかかった際の治療費用をカバー。
  • 骨折や交通事故などで高額になりやすいので、重要
3. 疾病治療費用
  • 海外旅行中での病気(盲腸、インフルエンザ、食中毒など)の治療費をカバー。
  • 実際に最も使われる補償で、最重要
4. 賠償責任
  • 他人にケガをさせたり、ホテルの設備を壊してしまった場合など、損害賠償責任を負ったときに補償。
  • 特に、子連れ旅行では、重要
5. 携行品損害
  • 持ち物の盗難や破損に対する補償。
  • 一般的には、高額にならないケースが多い。
6. 救援者費用
  • 海外で入院した際に、家族が現地へ駆けつける渡航費・宿泊費などを補償。
  • 長期入院や家族同伴が必要になったときに備えられる。
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特に、傷害治療費用と疾病治療費用には注意!

<参考②:補償額の合算>

意外と知られていませんが、死亡・後遺障害以外の補償は、複数カードで合算できます(基本的に、自動付帯の場合)。

例えば、治療補償額300万円のカードを3枚持っていれば、合計900万円までカバー可能。
複数枚をうまく組み合わせれば、個別に保険加入なしでも十分な補償を確保できます。

手数料で選ぶ!~海外事務手数料・年会費・還元率のバランス~

クレジットカードのコストを比較するとき、まず気になるのが「年会費」ですが、実際に海外で利用するときに効いてくるのは海外事務手数料です。

多くのカードでは、海外ショッピングや食事の決済時に利用額の2〜4%程度が自動的に上乗せされます。
例えば、海外で10万円分使うと、手数料だけで2,000〜4,000円ほどかかる計算です。

一方で、外貨手数料を抑えているカードを選べば、この差は大きく縮まります。旅行全体で数十万円規模の支出になる海外旅行では、わずか1%の差でも合計で数千円の節約につながります。

もちろん、還元率やマイルの貯まりやすさも重要な要素ですが、「現地でのコストを直接減らせる」という意味で、海外事務手数料は見逃せない比較ポイントです。

一般的なカードの手数料は2%~4%程度、手数料が優遇されているカードは1.5%~2%程度。
まずは「どのカードが海外事務手数料を安く抑えられるか」を要チェック。

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近年、手数料が上がっています!

空港ラウンジ特典で選ぶ!~移動時間を快適に~

家族での海外旅行では、チェックインから搭乗までの待ち時間が長くなりがちです。
特に、小さなお子さんがいる場合、混雑した搭乗口周辺で過ごすのはなかなか大変。
そんなときに空港ラウンジを利用できると、旅の快適さが大きく変わります。

ラウンジでは次のような設備やサービスを利用できるのが一般的です;

  • 無料ドリンクや軽食
  • WiFiや電源
  • 仕事スペース
  • 子連れで休憩できる空間

さらに、プライオリティ・パスラウンジ・キー が付帯するクレジットカードを持っていれば、世界1,000以上のラウンジが利用可能。待ち時間を有効に使える大きなメリットです。

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家族で安心・快適に旅行をスタートするなら、「ラウンジが使えるカード」を1枚持っておくのがおすすめです!

<参考:ラウンジの種類>

「空港ラウンジ」と一口に言っても、実は利用条件やサービス内容に違いがあります。

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種類内容
有料ラウンジ代金を支払うと、誰でも利用できる
カードラウンジ提携クレジットカードの所有者が利用できる
ビジネス・ファーストクラス向けラウンジ上級会員やビジネスクラス利用者が利用できる

子供連れ海外家族旅行におすすめのクレジットカードは?

海外旅行、特に家族で行くときに大切なのはやはり 「安心・安全」 です。

ただでさえ日々忙しく、準備や出費も多い中で、普段使いとは別に「海外旅行専用のクレジットカード」を新たに契約するのはハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。

私自身もその一人です。普段は 年会費無料の楽天カードをメインで利用し、海外旅行の際は数千円の海外旅行保険を別途加入して対応しています。

正直なところ、

1枚のカードで、「加盟店の多い国際ブランド」、「年会費」、「ポイント還元」、「旅行保険」、「ラウンジ特典」など、すべてをオールマイティにカバーできるカードは存在しない。

と私は考えています。だからこそ、無理に新しいカードを増やさなくてもよい、というのが私の基本スタンスです。

とはいえ、実際に私自身も「楽天プレミアムカードへの切り替えもありかも」と検討しています。年会費1万円以上の価値が、家族での海外旅行だけでも十分に回収できそうだと感じているからです。

そこで今回は、楽天カード(通常版)と楽天プレミアムカードの違いを整理して比較し、家族旅行にどちらが向いているのかを考えてみます。

リゾ太郎

色々と悩む時間があるなら、海外保険は別途購入(数千円)し、浮いた時間で旅程を立てるなど、時間は有意義に使いましょう!

楽天カードでの海外保険やラウンジ特典の比較

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項目楽天カード
(通常)
楽天カード
(ゴールド)
楽天カード
(プレミアム)
ブランドVISA、MASTER、AMEX、JCBVISA、MASTER、JCBVISA、MASTER、AMEX、JCB
家族カードあり(無料)あり(550円(税込み))あり(550円(税込み))
傷害死亡・後遺障害2,000万円(利用付帯)2,000万円(利用付帯)5,000万円(うち、自動付帯4,000万円)
傷害治療200万円(利用付帯)200万円(利用付帯)300万円(自動付帯)
疾病治療200万円(利用付帯)200万円(利用付帯)300万円(自動付帯)
損害賠償3,000万円(利用付帯)3,000万円(利用付帯)3,000万円(自動付帯)
保険の範囲本人(※1)本人(※1)本人(※1)
年会費無料2,200円(税込み)11,000円(税込み)
外貨手数料3.63%3.63%3.63%
ラウンジ特典(国内)なし無料(年2回まで)無料
ラウンジ特典(海外)なしなしあり(※2)

(※1)配偶者の方が楽天カードの家族カードを保有している場合、夫婦の旅行代金をご自身の楽天カードでまとめて支払えば、配偶者の方も保険適用対象となります。子供は対象外です。
(※2)海外空港ラウンジを無料で利用できるプライオリティ・パス(デジタル会員証)によるサービス。別途、楽天e-NAVIよりお申込手続きが必要。年間5回まで無料でご利用可能(6回目以降は1回あたりUS35$)。

リゾ太郎

表の中のハイライト箇所は、メリットがある項目です!

楽天カードは、通常版でも普段使いやポイント還元で十分メリットがあります。
ただし、家族旅行で「安心・快適さ」まで求めるなら、楽天プレミアムカード へのアップグレードは大いに検討の価値があります。

楽天プレミアムカードは年会費11,000円がかかりますが、

  • プライオリティ・パスで世界1,000以上の空港ラウンジが利用可能
  • 旅行保険も通常カードより手厚い(自動付帯で傷害・疾病治療費用300万円)

といった特典を考えると、海外旅行に年1回行くだけで十分に元が取れる内容です。さらに、楽天市場でのポイントアップや各種優待もあり、普段使いでもメリットが大きいのが特徴です。

一方で注意したいのは、子供は保険の対象外である点!
ここは別途、子供用に海外旅行保険を加入することを推奨します!

安心・安全を優先しつつ、旅の快適さを高められるなら、年会費以上の価値があると感じています。

海外家族旅行では、クレジットカードの保険や空港ラウンジ特典を有効利用しよう!

家族旅行においてクレジットカード選びは「安心・安全」を左右する大切なポイントです。
保険内容やラウンジ特典、海外事務手数料などを比較し、自分の家庭に合う1枚を選ぶことが重要です。
私は普段、年会費無料の楽天カードを利用し、旅行時は保険を別途加入しています。
新たに新規契約を行うことも一案ですが、楽天プレミアムカードのように、保険やラウンジが充実した上位カードを選ぶ(切り替える)のも一案と言えます。

海外家族旅行では、クレジットカードの保険や空港ラウンジ特典を有効利用してみましょう!

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